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英語力・英会話力を飛躍させる「シャドーイング」とは?正しいShadowingのやり方・コツとその効果を解説。

英語の学習法

英語力・英会話力を飛躍させる「シャドーイング」とは?正しいShadowingのやり方・コツとその効果を解説。

 

シャドーウィング」と聞くと、面倒くさい、地味すぎる、やりたくない、英語なんてもうどうでもいい、と思ってしまうのは筆者以外にもいるのではないでしょうか。

 

シャドーウィングはとにかく地味ですしきついです。しかし、効果があるのでやらなければなりません。

地味だから効果があるという訳ではありません。

 

シャドーイングは理に適った学習方法であり、英語力、英会話力を向上させる起爆剤となるため、面倒でも地味でも憂鬱でもやらなければならないのです。

 

今回はそんな誰もやりたくないけど高い水準の英語力を獲得するために必須の学習法である「シャドーイング」を解説します。

シャドーイングを避けて通れる人というのは、もうすでに英語圏で5年以上滞在しネイティブの深い仲の友達が十人程度いる水準の人くらいでしょう。頑張っていきましょう。

 

そもそも英語学習におけるシャドーイングとは何か、そしてその効果とは?

「シャドーイング」とは英語のshadowingをカタカナにしているだけです。

shadowingを辞書で引くと、「shadowの現在分詞。(光がさえぎられてできる輪郭のはっきりした)影、 人影、 影法師」と出ます。

 

学習者が影となって英語の音声を口で追いかけていくということです。「英語の音声を聞いて」「その音声をその場で真似て追いかける」ということです。

 

基本的に英文は見ません。

復習(必須です)の時には見ても問題ありませんが、初めて聞く音声(聞く前にテキストを少し読んで内容把握、知らない単語は調べましょう)を自分の集中力を最大限に高め、できるだけ遅れを取らないように音声を追いかけ英語を口から出していきます。

 

シャドーイングは「聞いて」「追いかける」。これはつまり、英語を集中して聞き取るためのリスニング力と発音矯正、英語を流暢に話すための口の筋肉を鍛えることに大きく寄与します。

同じ音声を繰り返しシャドーイングしつつ、その音声の内容の理解につとめ、文法、新しい単語の知識も獲得していきます。

 

シャドーイングを始めるのであれば、最初はできるだけ自分の専門分野だったり、理解できそうな内容、初級者用の内容などから始めるのをおすすめします。

全く内容が理解できない、知らない単語だらけの音声ではシャドーイングできないからです。徐々に難易度を上げていきましょう。

また、あまりにも色んな音声(複数音声)を短期間でシャドーイングしようとするのはやめましょう。

 

最初はできるだけ一つ、二つの音声を選び、軽く音声をテキストで読み込み→シャドーイング→精読(意味の正確な理解と発音確認)→文章を見ながら音読→シャドーイング2週目と繰り返します。

 

個人差がありますので、何回やれば良いかは正確にはおすすめできませんが、筆者の場合は最低30回は繰り返していました。当然ですが聞いていた音声の中で聞き取れない単語、文法はその頃には存在しません。

 

繰り返し聞いてきた音声も自然に暗唱できるレベルになり、実践でもシャドーイングしていた文法、表現、単語を活用できてしまっていました。とても地味できついですが効果は抜群です。

多くの人はこの繰り返しが足りないです。そらで言えるくらい反復する勢いでやりましょう。執念が必要です。

 

自分で正確にネイティブの発音を真似られるようになると、例えば「water」。これはウォーターですよね。アメリカ人は「ワラ」と発音します。

ジョン万次郎を知っていますか?彼も、"wara"と聞き取っていましたよね。

 

ジョン万次郎こと中浜万次郎は、文政10年(1827年)1月1日に土佐の中浜、今の高知県土佐清水市中浜で貧しい漁師の次男として生まれました。
9歳の時に父親を亡くし、万次郎は幼い頃から稼ぎに出ていました。

天保12年(1841年)14歳だった万次郎は仲間と共に漁に出て遭難。数日間漂流した後、太平洋に浮かぶ無人島「鳥島」に漂着します。万次郎達はそこで過酷な無人島生活をおくりました。漂着から143日後、万次郎は仲間と共にアメリカの捕鯨船ジョン・ハウランド号によって助けられます。この出会いが万次郎の人生を大きく変えることとなりました。

引用元:ジョン万次郎の生涯

 

 

「chaos」。これはカオスですよね。アメリカ人は「ケィオォス」と言います。「Dragon ash」。これはドラゴンアッシュですよね。「ドゥラゴナァッシュ」と発音します。

KAT-TUN(古い)でお馴染み「What's going on」これはワッツゴーイングオンですよね。「ワッツゴーイノォンン」と発音します。

 

ちょっとした単語や挨拶などでこれくらいカタカナ英語と本場の英語は違います。

シャドーイングでは、ネイティブスピーカーのこのような発音、リズム、イントネーション、アクセントを正確に学び、実践で聞き取れるようになるのです。

 

あとは、やはりシャドーイングを繰り返すことで聞いた音声を理解するスピードは早くなります。

英語に耳が慣れ、聞き取る集中力が増し、意味も瞬時に理解しようとする、この繰り返しによる効果は絶大なのです。地味ですが。

 

日本の学校で学ぶ英語も教科書で文法を学び、単語を覚え、長文を読む、の繰り返しでこれもまた地味ですが、地味な繰り返しの先には実践で使えないビジネスマンを数多く生み出してしまいました。

自分の英語に自信が持てない、今後本格的に英語が必要になる人はシャドーイングでリベンジしましょう。

 

15分ほどの音声×100くらいシャドーイングを実施(もちろんそらで暗唱できるくらいまで各音声落とし込み)すれば、基本的には誰でも英文法や発音は体に染み込み、英語話者とコミュニュケーションする時もいちいち文法、単語、定型表現などを思い出すことなく自然に口をついてスラスラと英語を話せるようになっているはずです。

 

積み重ねなのです。積み重ねれば良いだけです。習慣にできれば勝ちなのです。なのにやらないのが人間なのです。

やれば周りの人々から頭一つ抜き出ることは容易なので、努力はコストパフォーマンスが非常に良いですね。

 

やってはいけないシャドーイングの方法(難しい音声を選ばない)

上記でシャドーイングはきついし地味で面倒で、疲労感たっぷりで誰もやりたくない学習方法ではあるが効果は抜群であるという話をしました。

効果を出すためにきつい学習をするのですから、できれば間違った方法でシャドーイングを実施するのは避けたいところです。正しい方法で努力しましょう。

 

間違った努力は簡単に人を裏切る」とあのメジャーリーグでも活躍するダルビッシュ有投手もおっしゃっていました。

 

やってはいけないシャドーイングの方法。それは初めて聞く音声をシャドーイングしようとすること。

意味がないからです。日本語でもシャドーイングをするのは難しいでしょう。知らない単語が出てきた瞬間に追いつくことは不可能です。

最初に選んだ音声のテキストを少し読み込み、ある程度理解し、知らない単語を覚えた上でシャドーイングは実行します。

 

また、最初はとにかく音声についていき、口にしながら内容の意味を頭で追いかけようとするのもやめましょう。忙しすぎます。

10回程度シャドーイングを繰り返し、音声に口が勝手についていくようになったところで、頭で内容の意味も追いかけます。体に英語音声を染み込ませた上で、余裕が出てきたときに意味も思い浮かべます。

 

最後に、やはり自分の英語レベルよりも二段階程度下の音声でシャドーイングをするようにしましょう。

突然上級者の、例えばCNNのニュースキャスターの話す音声を追いかけようとしてもそれは厳しいです。小学生が大人の会話をシャドーイングできるはずがないのと同様です。挫折してしまいます。

 

最初にシャドーイングする音声を選び、テキストを読み、6-7割程度理解できる音声でシャドーイングすることをおすすめします。

 

あまりにもシャドーイングが難しいと思ったら「リピーティング」「オーバーラッピング」から始めてもok

そもそも長文を真似して追いかけていくというのはとてもエネルギーが必要、且つ難しいです。

であれば、ところどころ音声を止め、一部の音声をなんどもシャドーイング(リピーティング)し、音声の最後まで追いつけるようにすることをおすすめします。

 

自転車も最初からスムーズに乗ることはできません。一漕ぎ、二漕ぎ、徐々に距離を伸ばしていくことが大事です。刻んでいきましょう。最初から上手くできる人などいません。

再生スピードを遅くしてシャドーイングするのも有りですし、最悪英文を見ながら追いかけても(オーバーラッピングといいます)問題ありません。

慣れてきたら徐々にスピードを早めていきましょう。最初は遅い球から打っていきましょう。

 

シャドーイングでおすすめの音声(Youtubeにも良い教材はある)

筆者は「connecting the dots」に感銘を受けた人間であり、どうしてもおすすめは元AppleのCEO、スティーブ・ジョブスのスタンフォードでのスピーチになってしまいます。

 

 

文章はこちらです。

 

例えば「In a remarkable turn of events, Apple bought NeXT, I returned to Apple, and the technology we developed at NeXT is at the heart of Apple’s current renaissance. And Laurene and I have a wonderful family together. 」など、M&Aで買収することを「Apple bought NeXT」とそんなに単純に表現できるんだ、とか。

 

heart of Apple’s current renaissance」とかもメーカー勤務の英語話者に使えそうですよね。

 

Laurene and I have a wonderful family together」という表現は会食の場で「妻の名前 and I  have a wonderful family together」と外国人にそのまま話をしていました。

ちなみにこのスティーブ・ジョブスのスタンフォードでのスピーチは自分が世界で一番聞いているのではないかというくらいシャドーイングを行いました。

 

全てそらで言えるようになった段階で、毎日の日課として、朝のシャワーで1/2を暗唱し、夜の風呂で残りの1/2を暗唱していました(少し狂気じみてはいました)

つまり、筆者のアクセントはスティーブ・ジョブスに近くなっているはずです。アップル製品に囲まれる生活をしながら英語の発音や表現までアップルに侵食されているのが筆者です。

 

この他にも、世の中には素敵なスピーチはたくさんありますが、今ならテスラCEOのイーロン・マスクのスピーチをシャドーイングしていたでしょう。

厳かで、力強く、そして未来を切り開いていく希望を感じます。現在テスラは世界一の自動車会社となってしまいました。(我らがトヨタの時価総額超え)

 

 

ウィル・スティーブン氏の「頭良さそうにTED風プレゼンをする方法」もおすすめです。スピーチにおける表現力が超一流だと思います。中身はありません。

 

 

上記は筆者の興味が持てる題材として、おすすめするシャドーイング素材ですが、やはりもっと真面目に取り組みたいという方向けにいくつか書籍も次で紹介します。

 

シャドーイングでおすすめの教材・書籍

最終的には内容を少し読んでみて、「まずはここからだな」と少し簡単に感じる内容の本を選ぶようにしましょう。

いきなり難しい、本格的な書籍はおすすめしません。一発目から140kmの球を打つようなものです。

 

究極の英語リスニング

 

 

まず多くの人が選ぶのがこの書籍「[音声DL付]究極の英語リスニング Vol.1 1000語レベルで1万語[最初の1000語] 究極の英語リスニングシリーズ」でしょう。

今注目を浴びているコーチング式英語スクールでもよく推奨されている本となります。

ナレーションも聴きやすく、内容も多岐にわたっており、初級者から中級者はこの本を一冊持っておけば大丈夫でしょう。

フレーズもシンプルなものが多く、効率的に英語の基礎レベルを引き上げるには最適です。

 

【目次】
はじめに
本書の特徴
本書の使い方

第1章 日常会話に耳を澄ませよう!
01 僕のアレ知らない?
02 具合が悪いんです
03 2人の計画
04 薬をください!
05 忘れ物はない?
06 新しいことを始めよう
07 新しい車が欲しい
08 眠いんだけど
09 私のモノなのに!
10 クリスマスの贈り物
11 隣は空いてますか
12 農場へ行こう!
13 両親へのプレゼント
14 夫婦で買い物
15 うわさ話あれこれ

第2章 旅先で聞き取る力が試される!
16 忘れ物をしました
17 ホテルにチェックイン
18 タージ・マハル
19 レストランで注文
20 行き方を教えて
21 ピサの斜塔
22 ルームサービス
23 花の都フィレンツェ
24 何がご入用ですか
25 ウェストミンスター寺院
26 キャー! 助けて!!
27 グランド・キャニオン
28 チケットを予約

第3章 1000語でできるお仕事いろいろ
29 こちらが新商品です
30 お昼を一緒に
31 はじめまして
32 その頭、どうしたの!?
33 不在の間に
34 お願いがあるの
35 会社案内
36 ちょっと片付けて
37 退職後の生活
38 移動時間の過ごし方
39 会議前のひとコマ

第4章 長文の聞き取りに挑戦!
40 大仏は平安の象徴
41 あなたは犬派? 猫派?
42 日本の古典『源氏物語』
43 見ざる・聞かざる・言わざる
44 多作な画家ピカソ
45 不思議な微笑「モナ・リザ」
46 富士は日本一の山
47 極寒の世界――北極と南極
48 京都の世界遺産
49 『分別と多感』
50 動物園へようこそ

 

速読英単語 必修編[改訂第7版] (Z会文章の中で覚える大学受験英単語シリーズ)

 

速読英単語 必修編[改訂第7版] (Z会文章の中で覚える大学受験英単語シリーズ)」は英語学習者の間では王道中の王道です。ベストセラーにもなっています。

後述のCNNニュースとは異なり、内容は長文がメインです。長文を読む中で新しい表現、単語と出会い英語の基礎能力を高めていくことをモットーとした書籍です。

万能書とも捉えることができ、シャドーイングにも活用可能です。こちらも初級者〜中級者向けですね。

 

 

文脈の中で覚える英単語集:単語力×速読力
本書は英文を読むことを通じて英単語を学習する書籍です。
ストーリーとともに学習することで、単語とその意味 が文脈の中で記憶されますので、覚えやすくかつ忘れにくくなります。
易しい英文から始めて、無理なく入試レ ベルまで到達できるように配置しており、
10本ずつを7つのSTAGEに分けていますので一歩一歩着実に進めることが可能です。

●入試出現語の95%をカバー
近年の入試問題(約660万語)を徹底分析し、入試突破に必須の約1900語を厳選しました。
これらの派生語・関連語を含めて合計約3100語を掲載。
この1冊で入試に出現する単語の95%をマスターできます。

●入試トレンドを押さえた興味深い英文で単語に触れるから定着しやすい
第7版では14本の英文を刷新。近年の入試傾向を反映したテーマで良質な英文を厳選して、難易度順に掲載しています 。
興味を持って何度も読み返すことで、文脈の中で自然に単語が身に付きます。

●英文解説と解説映像が新登場!
巻末の英文解説ページでは、各英文のポイントを丁寧に解説。
さらに、要注意の文構造を徹底解説した映像が全70 英文に付いています。
読解がニガテな人でも、英文ページでつまずきません。
解説動画は書籍掲載の二次元コードまたはURLから視聴できます。

●CD(別売)をプラスして4技能の土台を築く
CDには2スピードの英文とチャンツに乗せた単語の読み上げ(語義→単語の順)を収録!
書籍と併用することで単 語学習とリスニング学習の両方に利用することができます。
発音・アクセントテスト、ディクテーションテストの 小冊子も付いています。

 

 

[音声&電子書籍版付き] CNNニュース・リスニング2020[秋冬]

 

[音声&電子書籍版付き] CNNニュース・リスニング2020[秋冬]」は上級者向けです。

近年のニュースが取り上げられており、1本30秒の音声なので緊張感を持ってシャドーイングに取り組めます。

 

【特長】
・1本30秒のニュースで素早く世界を知る!
・世界標準の英語がだれでも聞き取れるようになる[30秒×3回聞き]方式。
・音声はナチュラル、ゆっくり(ポーズ入り)、ゆっくり(ポーズなし)の3パターンで収録。
・アメリカ英語(カナダ英語を含む)、イギリス英語、オーストラリア英語のニュースをバランスよく配分。
・シャドーイング、区切り聞き、サイトトランスレーションといった効果的学習法を簡潔に説明。
・上記の効果的学習法がだれでも実践できるように設計された、独自のレイアウト。
・TOEIC(R) L&Rテスト形式の問題、発音の解説、重要ボキャブラーなども掲載。
・アメリカとイギリスはもとより、日本や中国、オーストラリア、イタリア、ギリシャなど、いろいろな国から発信されたニュースが聞ける。
・ご購入者は本書の電子版(PDF)とMP3音声が無料でダウンロードできるサービス付き。

【内容】
・ 大坂なおみ、決意のマスクで栄冠を手に!
・ 英文ピリオドの後、正しいスペースの数は?
・ イカが3Dメガネをかけたら、どうなる!?
・ 犬は得意の嗅覚でコロナウイルスを探知できる!?
・ NASAも協力! トム・クルーズが宇宙で映画撮影へ
……など合計20本のニュースを収録。

 

まとめ

今回はシャドーイングのやり方について紹介してきました。また、おすすめの教材についても紹介しました。

シャドーイングは繰り返しが肝です。英語を正しく聞き取り、正しく発音し、体に英語を染みつかせていきます。

 

シャドーイングを毎日積み重ねることで、気づけばとんでもない水準まで英語力が飛躍していることを実感することになりますので、ぜひ取り組んでみてください。

 

注意点としては、最初からシャドーイングの学習方法についてあまり悩まないことです。教材選びなどは最初は直感で決めましょう。あとでより良い教材が見つかれば購入すれば良いだけです。

学習方法も小刻みに文章を切ってやるべきか、長文一気読みすべきかなども悩むと思いますがとりあえず全部やってみて効果を実感できる方法を模索しましょう。

学習とはマラソンであり、勉強方法の確立も走りながら決めていくものなのです。

 

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