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スラッシュリーディングとは?その効果と具体的なやり方(練習法)、おすすめの教材を紹介。

英語の学習法

スラッシュリーディングとは?その効果と具体的なやり方(練習法)、おすすめの教材を紹介。

 

今となってはメジャーになった英語学習方法「シャドーイング」や「ディクテーション」というものが存在しますが、この他にも「スラッシュリーディング」というセンス溢れる名前の英語学習方法が存在します。

英文にスラッシュを引いていく学習法になりますが、今回はより詳しくスラッシュリーディングとはどのような学習方法なのか、その効果と弊害、具体例を用いたやり方を説明します。

 

英語学習におけるスラッシュリーディングとは?

スラッシュ、つまり区切るという意味を持つこの学習方法。非常に簡単で、「英文を区切って読む」というものです。

長文を読んでいると、例えば知らない単語や表現が出てくると文章が理解できなくなってしまう局面が出てきます。

スラッシュリーディングでは、文章をブロックごとに区切って読んでいきます。同時通訳者の読解技術とされており、瞬時に文章をブロック化し、頭に入れていきます。

 

以下がスラッシュリーディングの例です。

 

スラッシュリーディングのトレーニングの例

 

Yuko and her husband Jun / have recently moved / to Los Angeles.

While they are exploring / their new home, / they meet / their neighbor, John, / a retired school teacher...

 

文節ごとに分けていますね。

英語の場合、2文目の「their neighbor, John, / a retired school teacher...」を語順で訳すと「彼らの隣人、ジョン、かつては学校の先生」となります。

日本語だと「かつては学校の先生だった隣人のジョン」と訳すとスムーズですよね。

 

スラッシュリーディングでは、「彼らの隣人、ジョン、かつては学校の先生」という語順でもスムーズに理解できるようになるトレーニングになります。「英語の語順でも瞬時に文章が理解できるようになる」ということです。

いちいち日本語の語順に置き換えていては、時間のロスが大きく、理解にも時間がかかってしまいます。

 

スラッシュリーディングはどのような効果があるのか

上記のように、「英語の語順でも瞬時に文章が理解できるようになる」とどのような効果が出るのでしょうか?

まずは長文を読解するスピードが大きく向上します。当然ですが、英語の語順で理解できるようになるということは、ネイティブスピーカーと同様の読解をしていくわけです。

 

わざわざ日本語の語順に直す手間が大きく省けるので、時間のロスがありません。

ある程度トレーニングを積んだ後に、TOEICやIELTSの長文試験などを受けてみると、驚くほど読解が楽になっていることに気づくはずです。

 

また、難易度の高い文章も臆さず読めるようになります。

実は、日本語も同様ですが、長文を見ると誰でも難しそうな印象を持ってしまうものです。

しかし、区切りをつけて一つ一つ文章を見ていくと、シンプルな文章のブロックが散りばめられているだけであることに気づくと思います。

理解ができない文章についてはその単語や熟語を知らないだけであることが大半です。

 

最後に、リスニング能力も向上します。特に意外ではありませんよね。

英語の語順で理解できる英語脳になっていれば、英語を聞いた時もその英語の語順で理解できるようになります。

頭の中でいちいち日本語の語順に組み替えるノイズが発生しないので、よりクリアに英語が聞こえるようになるはずです。

 

スラッシュリーディングの具体的なやり方とは

スラッシュリーディングでは文章ブロックごとに自分で文章を区切っていき、構造をシンプルにしていく作業をします。

スラッシュするのは、基本的に文章内で意味が大きく区切れる点です(And, Butなどはすぐにスラッシュしましょう)。

 

前にスラッシュ↓↓↓

  • 前置詞
  • 動名詞
  • 不定詞
  • 過去分詞
  • 接続詞や疑問詞節
  • 関係詞
  • 長い目的語や補語

後ろにスラッシュ↓↓↓

  • カンマ(,)、セミコロン(;)、コロン(:)、ダッシュ(―)
  • 長い主語

スラッシュリーディングのトレーニングの例

 

特に決まったスラッシュの位置などはありません。変にルールを決めるよりも、上の例を参考にして、スラッシュし、英語の語順で理解できる英語脳を作っていくことに尽力しましょう。

 

スラッシュリーディングの弊害について

一応弊害についても把握しておきましょう。

ざっくり言うと以下が挙げられます。

  • スラッシュを引く位置で悩み時間をかける
  • スラッシュを引くことが目的化
  • 文章全体を俯瞰できない

 

スラッシュを引く位置は慣れないうちは悩みますが、最初は教材を元にどこの文章ブロックをスラッシュを引くべきかを学びましょう(ある程度フィーリングであることも理解しましょう)。

 

スラッシュを引くのは楽しいです。なぜなら勉強している錯覚に陥るからです。

本を読んでいる時も、頭に内容は入っていないけど、線を引いていると賢くなった気がしますよね。同様のことです。スラッシュを引くことを目的化しないようにしましょう。

 

また、スラッシュリーディングはスラッシュを引いて短文で理解していくため、文章全体を俯瞰しようとする力は養われません。

しかし、衰えるわけではありません。英文をスラッシュリーディングした後に、全体を通して文章を読み、ポイントを抑え、軽く内容を要約する癖付けをしましょう。

 

 

スラッシュリーディングにおすすめの教材

最後にスラッシュリーディングにおすすめの教材を列挙します。

 

[音声DL付]究極の英語リーディングVol. 1 究極の英語リーディングシリーズ

 

[音声DL付]究極の英語リーディングVol. 1 究極の英語リーディングシリーズ」。王道ですね。シャドーイングにもディクテーションにも使える本書。

スラッシュの記入場所が明示されており、スラッシュリーディングをこれから始める人には強い味方になるでしょう。

難易度は低めなので、初級者から中級者の方向けです。

 

【目次】

●第1章  区切りながら読む

手紙/記事/エッセイ/広告/保証書など

●第2章  速く読む

記事/会社案内/契約書/物語など

●第3章  エッセイ・物語・記事を読む

エッセイ/物語/記事など

●第4章  TOEIC頻出タイプの英文を読む

ウェブサイト/連絡票/フォーム/メールなど

BBC WORLD英語リスニングサイトトランスレーション (CD book)

 

BBC WORLD英語リスニングサイトトランスレーション (CD book)」。こちらも王道です。

各記事に解説が掲載されており、内容としてもテレビニュースが何を報じていたのか、世界ではどのようなことが起きていたのかという現代社会学を学べる側面も持ち合わせています。

ビジネスパーソンには楽しく取り組める教材の一つなのではないでしょうか。中級者よりの教材です。

 

英文直読TRY AGAIN!

英文直読TRY AGAIN!」。こちらはスラッシュリーディングに特化した教材です。

スラッシュリーディングの方法論も載っており、まさに指南書です。英語、スラッシュリーディング共に初級者向けです。

 

あなたの英語脳を“直読法モード”に換えてみませんか?MOTO先生の“驚異の直読法”が力になります。英語を読むのがビックリするほどらく~になります!!では、“直読法”とは何か?といいますと、読解スピードを重視して、頭からどんどん意味をとっていくので、日本語表現としては多少不自然でも、英語の原文の流れに即した理解をする、これを“直読法”といいます。つまり、目に入ってくる英語の語順そのままに読み取っていくので、リスニング力の強化にもそのまま直結するメソッド、それが直読法です。音声CDには、テキストの文字情報を踏まえた上での、さらに突っ込んだ講義内容が収録されています。

 

CD付 プロ通訳強化メソッド活用 英語スラッシュ・リスニング トレーニング (CD book)

 

 

CD付 プロ通訳強化メソッド活用 英語スラッシュ・リスニング トレーニング (CD book)」。

こちらはスラッシュリーディングである程度「返り読み」をせず、英語の語順で理解できるようになった中級者の方が取り組むべき教材です。

 

リスニング教材になりますが、あなたがスラッシュリーディングでどれくらいリスニング能力が向上しているのかの確認とさらなる飛躍に寄与する書籍と言えます。

内容もアメリカの時事などをトピックとしており、世界情勢の流れもつかめるので、こちらもビジネスマンにはおすすめです。

 

○もくじ
基礎編(From VOA Learning English)
Report 1. Former President George H.W. Bush Turns 90 (Part 1)
90歳迎えたジョージ H. W. ブッシュ元大統領(パート1)
Report 2. Former President George H.W. Bush Turns 90 (Part 2)
90歳迎えたジョージ H. W. ブッシュ元大統領(パート2)
Report 3.Racial Segregation in US Public Schools Struck Down 60 Years Ago
公立学校での人種分離、60年前に違憲判決
Report 4. Students Test Ozone in the Atmosphere
学生が大気中のオゾンを調査
Report 5. Companies Make Gas from Garbage
ゴミから燃料を作る企業
Report 6. Mindfulness Meditation to Reduce Tension
緊張を和らげる気づきの瞑想

標準編(From VOA NEWS)
Report 7. Is There A 'Right to Be Forgotten'?
「忘れられる権利」はあるか?
Report 8. Protocol on Sexual Violence in War Is Launched in London
紛争下での性暴力に関する協定作りがロンドンでスタート
Report 9. Gene Tests May Improve Lung Cancer Care
遺伝子検査で肺がん治療に朗報
Report 10. Tokyo Prepares as Scientists Predict Big Quake
科学者による大地震の予言で備えをする東京
Report 11. Tokyo Gears Up for 2020 Olympics
2020年オリンピックに備える東京
Report 12. Improving US Economy May Help President
大統領への追い風となるか、米国の景気回復
Report 13. Gaming Industry Breaks Gender Barriers in Pakistan
ゲーム産業がパキスタンの男女差別の壁を突き破る
Report 14. Internet Networks Promote Sharing Economy
インターネット・ネットワークがシェアリング・エコノミーを促進
Report 15. US Proposal Would Create World's Largest Marine Sanctuary:President Barack Obama's announcement
オバマ大統領、海洋保護提案について語る

 

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 7

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 7」も選択肢に入ってきます。

リーディングパートを活用してスラッシュリーディングを進めていきましょう。

TOEICは過去問をとにかくこなし、問題に慣れ、頻出単語も限られているので、TOECIで高得点を目指す人は、TOEIC問題集を活用してスラッシュリーディングを行うのは一石二鳥でしょう。

 

まとめ

今回はスラッシュリーディングについて紹介してきました。

簡単な方法論はこの記事で学び、実際に教材を使ってスラッシュリーディングを実施し、自分に最も効果のある方法を模索していきましょう。

あまりスラッシュリーディングの方法論に時間を割くことはやめ、とにかく学習に取り入れてみるのがコツです。

 

 

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